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強制退去させられた都営霞ヶ丘アパート住民の最後の生活の記録から、五輪ファーストの陰で繰り返される排除の歴史を描いた「東京オリンピック2017 都営霞ヶ丘アパート」の公式パンフレット。
この本に書かれているテキストや貴重な資料を見るだけでも背景や経緯が知れてとても価値のある本になっているのですが、併せて映画を見ることでさらに深く様々な発見ができると思うので、タイミングが合う方は是非みて欲しい作品です。 装丁も凝っておりここから想像を膨らませることもできたります。何を思うか。もしこの作品に触れた方は機会があればお話ししましょう。


《映画公式冊子》東京五輪を理由に終の住処を失った住人たちの記録

稲葉剛、ヴィヴィアン佐藤、ジェーン・スー、七尾旅人 推薦
武田砂鉄による書き下ろしエッセイを加えた完全保存版
1964年の東京オリンピックに伴う開発により、国立競技場近くに建設された「都営霞ヶ丘アパート」。
住民には高齢者が多く、このアパートを終の住処として生活を営んでいた。
しかし「東京オリンピック2020」を理由にアパートの取り壊しが決定。2012年7月、住民に「移転のお願い」が届く──

華やかなオリンピックの影で奪われた、ひとりひとりの生活。
詳細な資料とともに記録する、個々人の小さな歴史。