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音源なのは分かっているけど、この赤盤に刻まれた2024年最新のハードコアパンクは針を落とすと目の前でライブを見ているような気持ちになり心を昂らせ、体を踊らせてくれる。
公式のインフォにもあるように「ニヤッ」とする曲の展開も凄くよくて、歌詞カードを見ながら激しく気持ちを高め彼らの活動を刮目してくれ！

以下公式インフォ
メンバーが持つ感情をHARDCORE PUNKに昇華したことがしっかりと感じられる、THE BREATHが産み落とした6曲。

前作のDEMOはまさにバンドからの”ご挨拶”だったけど、本作は”より感情をストレートに熱く叩き込んだ点” そして “曲中の展開とそこに絡む（思わずニヤッとしてしまう）ギターメロディーがより濃くなった点”から、バンドが着実に仕上がってきたことが汲み取れる作品になっていると思う。

ストレートでパンクなエッセンスは元々影響を受けているであろう80’S HCやNWOBHCがベースにあるんだろうけど、ジャパニーズハードコアが好きだったことは隠せていないし、一つの楽曲内における展開も健在。FORESEENやDEVIL MASTER、POWER TRIPなどから感じられるようなリフをハードコアパンクに落とし込めてるのが個人的には最高。テンプレ系には無理な発作型ハードコアパンクとでも言っておきましょう。

彼らによるライブは最高なんだけど、この7”レコードではライブでは聴き落としてしまっている部分がしっかり堪能できるようになっているし、STUDIO REIMEIで作り上げられた音も前作を余裕で超えています。掲載されるであろう歌詞からも現実への怒りだけでは終わらない”その先”が感じられるはずなので、ぜひ手に取ってみてください。

-BLACK HOLE